エクセルを使ってLog-rank testで二つのKaplan-Meier Curveを比較する。
Kaplan-Meier曲線を描いてLog-rank testで評価
前回までの内容はコチラからどうぞ
Log-rank testのためのデータをExcelで集める
ここからは2群の
その場合にはGroupの列(column)を用意します。
そしてLog-rank testを行えば有意差検定が行えます。
この前提としてはHazard性が保たれていることが必要条件ですが、通常がんなどのsurvival dataではKaplan-MeierとLog-rank testを用いることが許されています。
Case No | Group | Months from surgery | Event |
1 | 0 | 5 | 0 |
2 | 1 | 12 | 1 |
3 | 0 | 14 | 0 |
4 | 0 | 14 | 1 |
5 | 1 | 24 | 1 |
6 | 1 | 30 | 0 |
7 | 0 | 60 | 0 |
エクセルでカプランマイヤーを実際に描く
このあとにエクセルでカプランマイヤーを描きログランクテストで有意差検定をするのであれば、エクセル統計がいいでしょう。エクセル統計はインストールするとエクセルにプラグインされますので、ほとんどエクセルの操作感覚で論文や学会に使えるKaplan Meierが完成します。
操作としては上の表のGroupからEventまでの3列を選んでボタンを押すだけです。
これがあれば、あっという間にカプランマイヤーカーブを完成できます。
エクセル統計のカプランマイヤーカーブ、ログランクテストの実際のサンプル画面
実際にはエクセルでのデータの入力方法は2パターンあります。上述の方法ともう一つの方法が記載されていますので参照してみてください。カプランマイヤーカーブのサンプルイメージも見られます。
Log-rankもsurvival packageを使えばできますが、簡単にはEZRでしょう。
もう一つの解析方法はWilcoxonです。