日本一簡単な医療統計を目指すblog

筆者の覚書のためにできるだけ簡単に統計が使えるようになることを目指すブログです。そういう意味では細かい統計事項には触れませんし、統計家がかいているわけではありませんので間違いもあると思います。

Kaplan-Meier曲線を描きたい

 

Kaplan-Meire曲線を描いてみたいと思います。

本日はPart1データ収集です。

使用するのは無料ソフトEZRです。

 

EZRの詳しい説明はコチラ

 

EZRでやさしく学ぶ統計学~EBMの実践から臨床研究まで~ 2版

EZRでやさしく学ぶ統計学~EBMの実践から臨床研究まで~ 2版

  • 作者:神田善伸
  • 発売日: 2015/04/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

Kaplan-Meier カプランマイヤー曲線に必要なデータを集める

Kaplan-Meier曲線は例えば癌の生存率曲線などを描くときに必要です。

その際に必要なデータは何か?一人につき最低2つの情報が必要です。

 

生死、そして期間です。

イベント(カプランマイヤー曲線)

まずは、患者さんが生存しているかどうかというデータです。

通常は死亡しているとイベントEventといい、たとえばEZRでは1を割り当てます*1

生存しているか、情報が不明の場合は0です。

 

それと手術から死亡日までの日数、または生存が確認されている最終日までの日数が必要です。

手術日と最終生存確認日(または死亡日)の二つのデータを引き算してもよいでしょう。

 

例えば引越しなどである時期までは生存していて、その後不明というときには

最終生存確認日をいれて、それまでは生きていたというデータにします。これを打ち切りといいます。

 

このデータがあれば、EZRで簡単にKaplan-Meierカーブを描くことができます。

EZRの詳しい説明はコチラ

 

EZRでやさしく学ぶ統計学~EBMの実践から臨床研究まで~ 2版

EZRでやさしく学ぶ統計学~EBMの実践から臨床研究まで~ 2版

  • 作者:神田善伸
  • 発売日: 2015/04/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

*1:統計ソフトによってはイベントが0というソフトもあります。